基本情報
- 書名:『本当の自由を手に入れる お金の大学【改訂版】』
- 著者:両@リベ大学長
- 出版社:朝日新聞出版
- 価格:1650円(税込)
- 発売日:2024年(改訂版)
- ページ数:324ページ
- ISBN-10 : 4023323780
- ISBN-13 : 978-4023323780
- ジャンル:マネー本/資産運用入門
(出典:Amazon商品ページ)
内容紹介
『お金の大学』は、旧版・改訂版ともに「お金の5つの力(貯める・稼ぐ・増やす・守る・使う)」をテーマに、お金との付き合い方を体系的にまとめた本です。
旧版の時点で、家計の見直しや保険の整理、投資の基本など、初心者にとって非常に実用的な内容が盛り込まれており、多くの人がお金の基礎を学ぶ入口になった良書でした。
改訂版では、その旧版の内容をベースにしつつ、制度や数字が最新のものにアップデートされています。
特に新NISAや税制改正といった実務的に重要な部分が反映されており、これから投資や資産形成を始める人にとって、現行制度に沿った知識を得られるのが大きなメリットです。
つまり、旧版で学べる「考え方や行動の枠組み」はそのままに、改訂版では情報の鮮度と実用性がさらに高められています。
旧版も名著であることに変わりありませんが、今から手に取るなら間違いなく改訂版がおすすめです。
感想1:紹介の理由
『本当の自由を手に入れる お金の大学【改訂版】』は、すでに超有名でベストセラーになっているので、もはや説明不要な感もあります。
しかし、やはり投資やお金の入門書として、この本から紹介せざるを得ません。
この本への思い入れが強いので、感想は3つに分けてお伝えします。
私はYouTubeから“裸のマッチョライオン”こと両学長を知り、多くの知識をインプットしてきました。
ただ、動画は前後関係を気にせず見ていたため、情報がぶつ切りになってしまい「体系的にしっかり学びたい」と思い、投資を始めた時期に旧版を購入しました。
改訂版は制度改正や追加情報が約80ページ更新されており、これから新しく読むなら改訂版が最適だと思います。
私は旧版を持っているので購入を急いではいませんが、近いうちに改訂版も手に取りたいと考えています。
感想2:実際に役立ったポイント
この本で特に参考になったのは「お金の5つの力」のうち「貯める力」と「守る力」です。実際におおよそ以下の改善ができました。
- 格安SIMに変更(5,000円 → 2,000円):年間36,000円プラス
- 光回線の見直し(6,600円 → 4,600円):年間24,000円プラス
- 保険の解約(不要なものをカット):年間72,000円プラス
- ふるさと納税:年間数万円相当の返礼品
- 投資開始(詳細は割愛ですが、順調に利益増加中)
- 副業:このブログをスタート
購入価格1,650円の本代は、あっという間に回収どころか破格のリターンを生みました。
この本への投資は、今後の資産運用の利益の原点であり、私の人生において最もパフォーマンスの高い投資の一つであることは間違いありません。
超控えめに見積もっても、1万%以上のリターンは確実です。
十分に元を取っているにもかかわらず、両学長が主催・運営する「リベシティ」にはまだ参加していないという恩知らずぶりなのですが……すみません(笑)
感想3:気づきと学び
以前の私はお金に頓着がなく、本の表現を借りれば「お金という水が蛇口から駄々漏れ状態」でした。
この本はその事実に気づかせてくれ、蛇口を締めることで投資に回す資金をつくれるようになったのです。
特に保険は「なんとなく加入」が多かったのですが、学び直してみると最低限必要な保険以外は不要という結論に。
知識がなければ勧誘に流され、割高な商品を契約していたと思います。自分で確認し、自分で判断する大切さを実感しました。
資産を持つ両学長でさえお金を大切に扱う姿勢は示唆に富み、単なるテクニック以上に「お金と真剣に向き合う心」を教えてくれます。
私自身、まだ改善余地があるので、改めて守る力を高めていきたいと考えています。
総評
『お金の大学』は、日本人に不足しがちなマネーリテラシーを底上げする入門兼実践書です。
カラフルなイラストと図解で、読書が苦手でもスッと入ってきます。
本書は「節約のコツ」や「投資の手法」といった個別の知識だけでなく、お金との付き合い方を体系的に理解できる入門書です。
これからお金の勉強を始めたい方に、まずおすすめしたい一冊です。旧版も良書ですが、現行制度に対応した改訂版がベストです。