【投資・資産運用:第5回】
(中編):全世界株 vs 米国株、究極の選択 ― 結論と背景

投資・資産運用

⚔️ インデックス投資で最初にぶつかる壁

「全世界株(オルカン) vs 米国株(S&P500)、どっちにするのか?」

インデックス投資を始めるにあたって、今でも投資界隈で答えが出ず論争が絶えないテーマ。

情報サイトやYouTubeを見ればサクッと決められると思っていました。

…が、残念ながら私はそういう性格ではなく、気楽に選べないまま悶々とした日々を過ごしました。

✅ 出した結論

安心も欲しい、利益も欲しい。

そんな欲張りな気持ちのまま悩みに悩んで出した私の結論は――

「オルカンとS&P500を半々で持つ」

ある意味、中途半端な選択でした。

「それかよ(笑)」と思う方も多いかもしれません。

でも、私にとってはこれが一番しっくりくる答えだったのです。

📊 実際に購入した商品

選んだのは王道中の王道。

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(通称オルカン)
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

この2つを、積立投資で「半々の金額」で購入していく。

それが私の投資方針になりました。

🧮 時価総額加重平均の理論

これらのインデックスファンドは「時価総額加重平均」で組み入れ銘柄を決定しています。

オルカン:世界中の株式を時価総額に応じて組み入れ

S&P500:米国の代表的な500社を時価総額に応じて組み入れ

この「時価総額加重平均」がインデックス投資を合理的かつ初心者向けとする根拠です。

⚠️ 半々投資のデメリット

ただし、これを半々で持つというのは、理論的には次のようなデメリットを伴います。

  • 時価総額加重平均で最適化されているバランスを崩す
  • オルカンだけ、もしくはS&P500だけに投資するよりパフォーマンスが下がることがある
  • 実質的には「オルカンを米国寄りに濃くしただけ」になる

こうした理由から、賢明な投資家の多くはこのような中途半端な方法を避けます。

中には「邪道」と切り捨てる人もいるでしょう。

実際、当時この方法について調べても、HPやYouTubeではほとんど情報が出てこなかったと記憶しています。

⏭ 次回予告

それでも、私はこの方針を選びました。

なぜ“非効率”を分かった上であえて半々にしたのか?

次回は、その背景にある 心理的な迷い と、そこから導き出した 「メンタル安定」の考え方 をお話しします。

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