【投資・資産運用:第6回】
(後編)全世界株 vs 米国株、究極の選択 ― 心理とメンタル安定

投資・資産運用

🤯 心理的な迷い

投資方針の決定に至るまで、私は何度も堂々巡りをしたわけですが…

  • オルカンに絞れば、米国が伸びたときに後悔しそう
  • 米国株に絞れば、アメリカが失速したときに不安
  • 将来「やっぱりあっちにしておけば」と思うのは嫌だ
  • 途中で売って乗り換えるのは投資的に最悪(税金・手数料・機会損失)

結局、どちらを選んでも心がざわつく。

その不安を避けるために、私は「両方を持つ」という道を選びました。

🔄 逆転の発想

混ぜて考えるのではなく、別々に考える。

  • オルカンはオルカンのリターンで満足
  • S&P500はS&P500のリターンで満足

それぞれ完成された商品だからこそ、別物として受け止めればいい。

この逆転の発想で、ようやく自分の中で腑に落ちました。

🧪 実際にやってみて

実際に投資を始めてみると、この方針は私に合っていると感じました。

一時期、米国株が好調すぎて「米国7:オルカン3」に比率を寄せたこともありました。

つまり、さっそく投資方針がブレて、いじってしまってるのです(笑)。

ですので、もしオルカンだけを買っていたら――
遅かれ早かれ、私は絶対にS&P500を追加購入していたはずです。

でも結局「計算が面倒くさい」という理由で半々に戻しました。

やっぱり半々が自分にとって「ちょうどいい塩梅」だったのです。

📉 リスク許容度とメンタル

株価の下落にどれだけ耐えられるかを「リスク許容度」といいます。

頭では理解していても、心は簡単についてきません。

  • 株価が下落しても「売らない」と決めていても、メンタルは削られる
  • 今年4月のトランプ相場で、S&P500は大きく下落、オルカンは下落幅が小さかった
  • 「やっぱりオルカンにも入れておいてよかった」と安心した自分がいました

暴落を経験した先輩投資家たちが「心を守ることの大切さ」を説く理由を、身をもって実感しました。

🧻 ペラペラメンタルの正体

投資を始めて5年目。

私のリスク許容度なんて ペラペラの紙みたいに薄っぺらい ものでした(笑)。

頭では「株価が下落しても売らない・売るという選択肢は存在しない」と理解していても、心が完璧にはついていかない。

数%の違いでも「オルカンを入れておいて良かった…」とちょっと安心してしまう自分がいるのです。

つまり私は、長期投資を続けることは自体は(たぶん)できそうだけど、「効率よりもメンタル安定」を優先しないと 正直つらすぎるタイプ なのです。

そして、それに気づけたこと自体が大きな学びでした。

✅ まとめ

投資で一番大事なのは「数字の効率性」ではなく、自分が続けられること

私にとっての答えは“オルカン半分+S&P500半分”。

中途半端かもしれませんが、この方法が メンタル安定 を保ち、長期投資を継続する力になっています。

暴落に耐えられるリスク許容度を、これからも少しずつ鍛えていきたいと思います。

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