はじめに
これまでの本紹介記事では、私が過去に読んで役立った本を中心に紹介してきました。
今回からは、最近読んでいる本や新刊についても積極的に取り上げていきたいと思います。
その第一弾としてご紹介するのが、2025年に出版された新刊
『本を読む人はうまくいく』(長倉顕太 著)です。
読書の大切さを改めて実感させてくれる内容で、自己投資の観点からも非常に示唆に富んでいました。
【基本情報】
(出典:Amazon商品ページ)
📖 内容紹介
『本を読む人はうまくいく』は、作家・編集者として多くの著者や実業家に関わってきた 長倉顕太さん が書いた「読書の重要性」をテーマにした一冊です。
この本のメッセージは、
です。
単に知識を得るためのものではなく、読書を通じて「思考力」「選択肢」「行動の質」が大きく変わっていくことを、著者自身の経験や数々の事例を交えて語っています。
本を読むことの意義を改めて言語化してくれるので、普段から読書をしている人にも、これから読書習慣をつけたい人にも役立つ内容です。
💭 感想
読書習慣がない人の中には、「読書が大切なのはわかるけど、続かない」「そもそも読む気が起きない」という人も多いのではないでしょうか。
実際、私自身も30代前半に仕事に行き詰まる経験がなければ、今ほど読書をしていなかったと思います。それまでは正直、ほとんど本に興味がありませんでした。
その理由の一つは、日本の初等教育(小・中学校など)で「読書によって得られる多大なメリット」が十分に伝えられていないのではないか、と今では感じています。
この本では、「なぜ読書が重要なのか」「これからの社会で読書の価値がどう高まっていくのか」が明確に示されており、非常に納得感がありました。
特に印象に残ったのは、読書は自己投資の一形態であり、その効果は人生において複利的に効いてくる という視点です。
これは投資をテーマにしているこのブログとも相性が良く、「本を読むこと=資産形成の一部」と捉えると、頭の中でモヤモヤしていたものがクリアになりました。
私はこれまで読書を通じて自分の考え方や仕事の進め方を改善できた実感がありますが、改めて「なぜ本を読むべきなのか」を人に伝えられるほど整理できていませんでした。
この本は、その答えを与えてくれたと感じています。
🌟 総評
『本を読む人はうまくいく』は、 読書の重要性を改めて言語化してくれる一冊 です。
これまで私が紹介してきた投資や資産運用の本と比べると、やや抽象的で哲学的なテーマですが、日常や仕事、人生全般に応用できる内容です。
特に「投資は危険だからやめておけ」と言われることがある一方で、「自己投資は必ずリターンを生む」とも言われます。この本はまさに「読書こそが最強の自己投資」であることを裏付けてくれるものでした。
読書に苦手意識がある人にとっては、新しい一歩を踏み出すきっかけになるでしょうし、すでに読書習慣がある人にとっても「自分が本を読む意味」を再確認させてくれるはずです。