はじめに
前回は投資を始めて3年経ち、次の一手として仮想通貨(暗号資産)に興味を持ち始めた、という話を書きました。
今回は、その後の情報収集と、それを通じて私が考えたことについて書いていきたいと思います。
📺 情報収集の実態
仮想通貨に関しては、最近ではYouTuberや書籍がだいぶ増えてきましたが、それでも株式や投資信託など従来の金融資産に比べると情報はまだまだ少ないと感じます。
2024年当時はさらに情報が少なく、初心者向けに信用できそうな情報発信をしている方はごくわずかでした。
しかも、今も残っていると思われますが、YouTubeを入り口に詐欺へ誘導するようなものもあり、調べ始めた段階からすでにリスクが潜んでいました。
書籍についても当時は選択肢が限られており、私は2冊購入して学びました。これらの本については別記事で紹介していますので、よかったらそちらもご覧ください。

「暗号資産をやさしく教えてくれる本」
~ゼロから学ぶビットコインと暗号資産~

「世界一やさしい暗号資産の教科書」
~初心者でも安心して読める入門書~
💡 仮想通貨の見方が変わった
情報収集を通じて、仮想通貨に対する考え方が少しずつ変わってきました。
まず仮想通貨は「新しいお金の形」であること。
人類の歴史を振り返ると、貝などの物々交換 → 地域ごとの貨幣 → 各国の法定通貨 という流れがあります。
その変遷の次のステージとして、将来的に法定通貨が仮想通貨に置き換わる可能性があるのではないかと考えられています。
現在は法定通貨の電子マネー化が進んでいる段階ですが、その延長線上に仮想通貨が位置づけられるのかもしれません。
代表的な仮想通貨としてビットコインがあります。
ビットコインは発行上限が2100万枚とあらかじめ決められており、インフレに強い特徴を持ちます。
一方、イーサリアムのように発行量に上限がない通貨も存在しており、「仮想通貨」といっても仕組みは多様です。
また、法定通貨は中央銀行が一元管理するのに対して、仮想通貨はブロックチェーンという暗号技術を用いて世界中のユーザーが分散管理する点が大きな違いです。
ここが従来のお金と一線を画す部分です。
🎨 お金を超える暗号資産の世界
仮想通貨の中でも特に有名なのがビットコインですが、その使い道は「通貨」というよりも現在では「資産」として見なされることが一般的です。
日本でもその観点から「暗号資産」と呼ばれるようになっています。
さらに最近は、NFT(非代替性トークン)という仕組みを使って、デジタルアートや音楽、ゲームキャラクターなどが資産として取引されるようになっています。
これは暗号資産の技術を応用した新しい経済圏であり、メタバースとも直結しています。
「ただの仮想的なお金」だと思っていた暗号資産は、実際には情報化社会における新たな価値の形を提供するもの。まさにハイテク技術の先にある世界だと感じました。
私は投資信託で eMAXIS NASDAQ100 を購入している通り、今後もハイテク技術の発展を信じています。
その延長線上に暗号資産やメタバースがあると考えると、投資対象としての可能性は十分にあると思うようになりました。
⚠️ 同時に見えた落とし穴
一方で、情報収集を進めるにつれて「これは落とし穴が多すぎる」とも感じました。
特に日本においては、税制が非常に複雑でわかりにくいことが最大の障壁だと感じました。
見落としがあると致命的に不利になるような制度設計が多く、株式投資に比べると難易度が高いのは明らかです。
ただし、最近は業界団体の働きかけもあり、少しずつ改善の兆しが見え始めています。
✅ まとめ
情報収集を通じて、私は仮想通貨が将来性のある技術・資産であると確信する一方で、同時に大きなリスクや未整備の課題も多いと実感しました。
こうした学びを踏まえ、いよいよ「実際に何を、どのくらい買うか」という判断に向かっていきます。
次回はその具体的な検討と購入までの流れについて書いていきたいと思います。