【投資・資産運用:第21回】
やたらと話題のSCHD、試しに買ってみた
~話題性だけじゃない、設計思想の納得感~

投資・資産運用

💡 はじめに

ここ何回かで、投資3年目の「次の一手」として取り組んだ、仮想通貨投資と日本高配当株投資についての記事を書いてきました。

今回は、それらがひと段落してから、やたらと話題になっていた SCHD(シュワブ米国配当株式ETF) を購入した話を書きたいと思います。

💭 興味を持った経緯

仮想通貨投資と日本高配当株投資についての一連の作業を終えたのが、たしか2024年9月頃。

そのころ、主にYouTubeの投資チャンネル界隈でSCHDがやたらと話題でした。

米国では以前から人気の高配当×配当成長ETFですが、国内投信として手軽に購入できるルートがほぼなく、ETFを直接扱う一部証券での購入が一般的でした。

ここに、楽天証券の連動投信(通称「楽天SCHD」)が出て一気に盛り上がった、という流れです。

🧾 SCHDってどんなETF?

SCHD は「配当の安定性+財務クオリティ+配当成長」にこだわった米国大型株の高配当ETF。

経費率 0.06% の低コスト、指数は Dow Jones U.S. Dividend 100(REIT除外)。

結果として 生活必需品・ヘルスケア・エネルギー などのディフェンシブ寄りになりやすい(※年次の再構成で顔ぶれ・配分は動きます)。

基本データ(2025-10-26時点の目安)

  • 公式名:Schwab U.S. Dividend Equity ETF(ティッカー:SCHD
  • ベンチマーク:Dow Jones U.S. Dividend 100 Index
  • 経費率:0.06%
  • 設定:2011/10/20
  • 純資産残高:約$70B規模(変動あり)
  • 分配:四半期ごと(年4回)
  • 202410月に 1→3 の株式分割を実施(見た目の価格が約1/3に)

どうやって銘柄を選ぶのか?

  • 母集団は 10年以上の連続配当 などの条件で絞り込み(「連続増配」が必須条件ではない点に注意)。
  • ROE / 負債に対するキャッシュフロー / 配当利回り / 5年配当成長率 4指標でスコア化。
  • 上位100銘柄を採用(REITMLPは除外)。
  • 1回(3月)再構成、ウエイトは修正時価総額加重。
    「高配当+財務健全+配当成長」の三拍子を狙う設計。ディフェンシブ寄りになりやすいが、年次で配分は変動します。

🔄 VYMとの比較&自分の判断

当時はどの投資チャンネルでもSCHDを取り上げ、直近10年では総合的に SCHDがVYMを上回る という分析が多め。

ちょうど「不労所得を増やしたい」と思っていたタイミングで VYMへの追加投資を検討していました。

その資金をSCHDへ、という選択肢が現実的に見えてきました。

購入の決め手はセクター(業種)構成でした。

日本の業種は33種に対し、米国は11セクターに整理されています。日本に比べて1/3なのでわかりやすい、かつ覚えやすいです。

ETFはこの11セクターを分散比率で組むのが基本です。

#セクター主な業種の例
1情報技術半導体、ソフトウェア、
ITサービス、ハードウェア
2ヘルスケア医薬品、バイオ、医療機器、
ヘルスケアサービス
3金融銀行、保険、証券・資産運用、
消費者金融
4一般消費財自動車、アパレル、娯楽、
レストラン、非必需小売
5生活必需品食品、飲料、たばこ、
家庭用品、必需小売
6通信サービス通信、メディア、エンタメ、
インターネット
7資本財航空宇宙・防衛、機械、
電気設備、物流
8エネルギー石油・ガス、
エネルギー装置・サービス
9素材化学、金属・鉱業、
紙・林産、建材
10不動産REIT、不動産管理・開発
11公益事業電力、ガス、水道、独立系発電

日本高配当株は諸事情で景気敏感寄りになってしまった一方、自分の本来の志向はディフェンシブ寄り。

また、VYMよりもSCHDはディフェンシブ寄りのセクター構成比率で、自分本来の思考にマッチしていました。

最終的に、すでに購入済みのVYMはそのままにして、今回はSCHDを追加購入ということにしました。

購入時はあまり意識していませんでしたが、VYMとSCHDはセクター構成が互いを補完する関係にあり、結果的に相性の良い組み合わせだということが後からわかりました。

セクター構成などの基本は一通り確認したものの、当時は「VYMと同格、あるいはそれ以上」と話題だったSCHDを一度は保有してみたい――そんな気持ちに背中を押され、やや勢いで買った面も正直あります。

とはいえ、結果的にはポートフォリオの相性も良く、結果オーライだったと感じています。

🛒 楽天 → SBIへ(投信ルート)

唯一のネックは、当初の「楽天SCHD」が楽天証券でしか買えない点。2022〜24年の間に楽天の各種改定が続いたこともあり、SBI中心に切り替えていた私は少し足踏み。

…と、そこに SBI証券でもSCHD連動の投資信託 が新設されるニュースが入ってきました。

最終的にこれが決め手となり、2025年1月中旬に SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型) を購入、今年度から運用をスタートしました。

国内投信ルートの注意点をひとこと

  • 信託報酬・実質コスト(ETF0.06%とは別枠)
  • 為替ヘッジ有無(ヘッジコストやリスク許容に合わせて選択)
  • 分配金課税の扱い(決算頻度=課税タイミングにも関係)
    ここは各社の目論見書/補完書面を必ず確認してからどうぞ。

📉足元の成績とスタンス

ここで残念なお知らせですが、今年のSCHDは年初からのパフォーマンスが今ひとつで、私はいまだ含み損を抱えています。

今年は年初から色々とあったのに加えて、4月に大事件(とみるか大チャンスとみるか…)がありましたので、大きな含み損を抱えて苦しい時期もありました。

とはいえ、今はかなり持ち直しており、そして私のSCHD方針は長期運用。

VYMと同様、配当の土台+配当成長の設計に納得しているので、淡々と継続していきます。

✅まとめ

  • SCHDは「高配当×財務健全×配当成長」設計。 年次の再構成で顔ぶれ&配分は動く。
  • VYMとの二刀流にすることで、ディフェンシブ寄りの厚みを足せるのが個人的メリット。
  • 国内投信ルートは手軽な一方、ETFとは別のコスト・ヘッジ・課税の確認は必須。
  • 足元の成績は含み損でも、方針はブレずに長期。ここは配当×成長の積み重ねを信じていく。

今回も、原則はいつも通り。無理のない金額で、戦略に合うものを淡々と。

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