【投資・資産運用:第4回】
(前編):全世界株 vs 米国株、究極の選択 ― 葛藤編

投資・資産運用

⚔️ 最初の大きな壁

投資環境を整えて「さあ投資だ!」と意気込んだ瞬間、
私の前に立ちはだかったのは、今でも投資界隈で論争が絶えないテーマでした。

「全世界株 vs 米国株、どっちにするのか?」

📈 インデックス投資に決めた理由

まず大前提として、最初は「インデックス投資」でいこう と決めていました。

理由はシンプルです。

  • 初心者でも分かりやすく取り組める
  • 手数料が安く、長期投資に向いている
  • 世界経済の成長に合わせて資産を増やせる
  • 老後の資産形成において最も「盤石」と言われる手法

つまり、プロのファンドマネージャーを探して「勝ち続ける」必要もなく、「長期×積立×分散」の原則に従い、ただコツコツ積み立てればいい。

これなら自分にも続けられると思えました。

インデックス投資の中でも、定番中の定番が「全世界株(オルカン)」と「米国株(S&P500)」。

いよいよ、どちらを選ぶか?という究極の選択に向き合うことになります。

🌍 全世界株派としての気持ち

私はもともと「全世界株派」寄りでした。

理由はシンプルで、20〜30年先にアメリカが今のように世界の覇権を握っている保証はないと思っていたからです。

  • 中国やインドなど新興国の成長もある
  • 米国一国に集中するのはリスクが大きい
  • 全世界に分散されていれば安心感がある

もっとも、全世界株の実態は 60〜70%が米国株

「結局アメリカにかなり依存している」ファンドであることは確かです。

それでも残りの部分で新興国や他地域をカバーできるのは大きな安心材料でした。

つまり、全世界株のほうが「長期的な安全策」だと感じていました。

🇺🇸 米国株派の誘惑

一方で、当時の実績を見ると 米国株が全世界株を大きくアウトパフォーム していました。

  • 米国はGAFAなど圧倒的な企業群を抱えている
  • イノベーションの土壌が強い
  • 株価の伸びも他国を圧倒していた

さらに、米国派の意見でよく耳にしたのが、
「結局、米国に投資することは世界経済に投資するのと同じだ」 という考え方です。

  • 世界中の優秀な人材や資本はアメリカに集まる
  • 世界の企業が米国市場を通じて成長している
  • 米国株に投資すれば、その利益は巡り巡って世界経済に還元される

しかも、結局は全世界株も60〜70%は米国株。

「だったら米国一本でいいじゃないか」という意見には、当時の私もかなり揺さぶられました。

というか、今もなお米国経済が強すぎるのです。

さすが世界一の資本主義国家ですね。

――とか言ってる場合ではなかったのですが…。

🤯 葛藤の日々

全世界株の方が安心できる。

でも、米国株の方が利益は出ている。

安心もしたいけど、利益もできるだけ欲しい。じゃあどうするんだ?どっちなんだ?

仕事から帰っては夜な夜な調べ続け、
「全世界株 vs 米国株」の記事や動画を読み漁る毎日。

けれど結論は出ず、頭の中は堂々巡り…。

何週目にようやく答えが出たのか、正直覚えていません。

当時はすっかり寝不足でした(笑)。

⏭ 次回予告

では、最終的にどう決断したのか?

次回は、その結論と、その決断を支えた考え方について書いていきます。

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