基本情報
(出典:Amazon商品ページ)
📝 内容紹介
この本は、「オルカンや4資産均等といった王道インデックスはやっている。じゃあ次は何を積むか」というところで止まっている個人投資家に向けて、元ゴールドマン・サックスのトレーダーが“最後に勝つための組み方”を日本向けに落とし込んだ本です。
構成としてはだいたいこんな流れです。
- 日本の個人がまずやるべき王道(オルカン・4資産)を位置づける
- そのうえで、株式(とくに日本株)でリターンを取りに行く“次の一手”をどう置くか考える
- 中小型株での「目利き」をどうやるかの考え方を示す
- 下落相場や不確実なときに“残る”ためのルールを持たせる
つまり、「積立で終わる人」じゃなくて「積立のあとも相場に残ってる人」を増やす本です。
🎯 この本が想定している読者
こういう人にはちょうどいいと思います。逆に「とりあえず積立だけでいい」という人は、本書の後半(目利き・サバイバル)は少しオーバースペックです。
💭 感想(2025年11月3日読了)
この本を読んだ理由は、前回紹介した本と同じで、日本の中小型株投資の知識が自分のほうで追いついていないと感じており、その勉強のためにこの本を手に取ってみた、という購入の経緯です。
元ゴールドマン・サックスのトレーダーである著者が、日本の個人投資家でも実行できるレベルまで落とし込んでくれています。
「全世界株インデックス投資(オルカン)」または「4資産均等投資」を王道の投資法として最初に説明したうえで、この本は“そこから先に進みたい人向け”に書かれています。
特に勉強になった、というか注目して読んでいたのは、私の目的である日本株の「目利き」の内容が書かれているところです。
前回の本紹介のkenmoさんと同様に、「目利き」が個別株投資での最後のピースであると同時に最難関の部分であるということです。
元ゴールドマン・サックスのトレーダーが、日本株の「目利き」のポイントを明確に記載してくれているのはありがたいところです。
ただし、「どこを見るべきか」は書いてありますが、「どのくらいの数値で見るべきか」までは明記されていません。
これは読者が自分で勉強して身につけていく必要があるということです。
著者自身が「もうけられ続けられるファクターは存在しない」と明言しており、その時々に応じて柔軟かつ適切に判断する応用力が必要だ、という意味だと感じました。
また、個別株の「目利き」で非常に有効なのは、「自分の強み」や「優位性」を活かすことにある、という点を改めて認識しました。
これは投資関連の情報収集をしているときに何度か見聞きしていた話ではありますが、本書でも同じことが強調されています。
私自身も日本高配当株投資で日本株の選定を行いましたが、いくつかの銘柄については、自分が実際に使っているサービスを提供している企業の株を購入するのがよいと感じていました。
自分が「これはいい」と思って選んだ商品・サービスを提供している企業は、やはり良い企業である可能性が高いと感じるからです。
自分の生活環境に対して、投資目線で常にアンテナを張っておくことが、株式の「目利き」における優位性につながる、とのことです。
また、「優秀なファンドマネージャーでさえ投資勝率は60%程度」という記述には、プロ投資家の世界の厳しさを感じました。
プロでさえ、たゆまぬ情報収集や努力・勉強を継続している中でこの勝率ですから、我々一般の個人投資家がそれと同程度のことをしないで成功することはあり得ない、ということを明確に突きつけられます。
この本でも、継続的な情報収集・勉強・努力の継続なしには、中小型株投資で大きな成果を上げることはあり得ない、ということを強く感じました。
✅まとめ
良かったところ
注意しておきたいところ