📈 順調なスタート?
2021年6月に投資を始め、毎月の自動積立を設定。基本は放っておけばいいのですが、初心者あるあるで毎日のように基準価格をチェックしていました。
上下しながらも、少しずつ含み益が増えていき、「こんな感じで上がっていくのか」と思い始めた頃でした。
⚡ ウクライナ戦争の衝撃
そんな中、2022年に入ってすぐに大きな逆風がやってきます。
そう、ウクライナ戦争の勃発です。
記憶では、開戦前から徐々に基準価格が下がり始め、数か月かけて積み上げた利益が少しずつ消えていきました。
株式市場は「不安定な状態」を嫌うようで、「開戦するのかしないのか」という曖昧な状況のときに下がりやすいようです。
開戦直後に株価は急落しましたが、そのあと数日で反発。このときに、いわゆる「銃声が鳴ったら株を買え」という不穏な格言を初めて耳にしました。
📉 初めての含み損
全世界株や米国株は大きく崩れず横ばいのような動きでしたが、アクティブファンドである「まるごとひふみ100」 は約10%下落。それからはずっとマイナスの状態でした。
インデックス投資では「30%程度の下落も想定内」と分かっていたはずなのに、実際に自分のお金が減ると、アクティブファンドの10%下落でも想像以上に気分が悪いものでした。
加えて、戦争長期化による「さらに下がるかもしれない」という不安がつきまとい、投資資産全体で見れば数%の含み損に過ぎなかったのに、気持ちはかなり揺さぶられました。
最初は毎日チェックしていましたが、見るたびに不安になるので徐々に基準価格を見ないようにセルフコントロール。
「長期投資なのだから、こんな短期間で絶対に売ってはいけない。売るという選択肢はない。」
と自分に言い聞かせ続けました。
✂️ 銘柄整理の決断
この経験から、アクティブファンドは下落に弱いという指摘を実感。「ひふみ関連は整理しよう」と考えました。
ただし損切りはせず、基準価格が戻ってから売却すると決めて待ちました。
実際に約1年後に価格が回復し、そのタイミングで売却。あらかじめルールを決めておいたのは正解だったと思います。
💡 学びと振り返り
今ではブイブイいわせているS&P500でさえ、2000年代には「失われた10年」と呼ばれる低成長期がありました。投資はいつ始めるかによって成績が大きく変わります。
私の場合は、投資直後に適度な下落と低成長期を経験できたことが大きな学びでした。
初心者時代に「退場するほどではない下落とその後の相場」を体験できたのは、本当に貴重だったと思います。
その後に訪れる下落への耐性がつき、今の投資リスク許容度の土台になっていると感じています。