はじめに
前回は暗号資産の情報収集をして感じたことについて書きました。

暗号資産に感じた可能性とリスク
~情報収集で見えてきた現実~
今回は、実際に購入に至るまでに私が考えたことを整理していきたいと思います。
🪙 ビットコイン投資への第一歩 ~購入までに考えた3つのこと~
情報収集をした結果、暗号資産には大きな将来的可能性を感じる一方で、非常に多くのリスクを抱えていることがわかりました。まさに「ハイリスク・ハイリターン」。
それでも興味は尽きず、購入を前提に動き出したのです。
ただし、株式や投資信託と比べてもリスクの幅が大きく、投資歴3年の経験や学びがなければ手を出してはいけない商品だと強く感じました。
そのため、購入にあたっては次の3つを重点的に考えました。
📌 どの商品を購入するのか
暗号資産にはビットコインをはじめ、次に有力なイーサリアムやその他数え切れないほどの種類が存在します。
当時の私は勉強したてで興味津々、色々と買い漁りたくなる気持ちがありましたが、「本当に投資価値があるのはどれか?」と冷静に立ち止まりました。
結論としては、ビットコイン一択に絞りました。最も普及しており信頼性が高いからです。
イーサリアムも検討しましたが、仮想通貨市場自体が未成熟で落とし穴が多すぎる中、投資対象を広げるのは得策ではないと判断しました。
📌 どのように運用するのか
次に考えたのは運用スタイルです。
私は本業が忙しくなると他のことが考えられなくなるので、日々の値動きを見て売買を繰り返す「短期トレード」的な運用は現実的ではありません。
また、日本の暗号資産税制は非常に複雑で、短期売買を繰り返すほど税務上のリスクも増していきます。
そこで選んだのは、中長期の保有を前提とする運用です。
価格変動が激しいのは承知の上で、「心が折れない程度に」「税制改正が進むまで長期保有する」という割り切りをしました。
📌 どのくらい購入するのか
最後は投資額です。
暗号資産は暴落リスクも大きいため、生活資金や資産全体を揺るがす金額を入れるのは危険です。
私の場合は、総資産の中で「ワンチャン枠」や「サテライト投資枠」と呼ばれる部分に相当する、5〜10%程度を充てることにしました。
これなら万が一大きく下落してもメンタルが壊れず、長期的な視点で冷静に持ち続けられると判断しました。
🏦 取引所の選択肢
以上の3点が決まったところで、次はどの取引所で購入するか。
候補は以下の2つに絞られました。
- Bybit+bitbank
- GMOコイン
1番目は、YouTubeの仮想通貨投資関連チャンネルで最もおすすめされている取引所の組み合わせです。
本格的に仮想通貨投資を行う場合、海外の大手取引所を開設することが重要とされています。
なぜなら、日本の取引所で取り扱っている仮想通貨の数は、海外の大手取引所の およそ1/10程度 に限られているからです。
新しく生まれた仮想通貨に早期から投資して大きな利益を狙う、といった戦略は、日本の取引所だけでは難しいのが現状です。
この背景には、日本の仮想通貨に対する規制や制度対応が海外に比べて遅れている、という事情があります。
一方で、もう1つの選択肢として「国内の取引所だけで完結する方法」もあります。
こちらは取り扱い銘柄の数こそ少ないものの、手数料が安かったり、サポート面で安心感があるなどのメリットがあります。
✅ 私が選んだのは「GMOコイン」
最終的に、私はGMOコインを選択しました。理由は、
このあたりです。
実際、日本の金融庁登録済みの取引所ならサポート面や規制面で安心感があります。
海外取引所の利便性も魅力的ですが、どこまで本気で取り組むかわからない仮想通貨投資。
初心者にはハードルが高いと判断しました。
🔮 1年経って思うこと
仮想通貨投資を始めて1年。結果的に、GMOコインでビットコインを購入した判断は正解だったと感じています。
当時の「他の通貨もいろいろ買いたい」という熱は冷め、結局は株式や投資信託がメイン投資。
ビットコインは「サテライト投資枠」として保有し続けています。
今は値動きや税制改正の進展を気にしながら、基本は放置。
これが自分にとって最適な距離感だと思っています。