【本紹介:第4回】
米国株で始める 100万円からのセミリタイア投資術

本紹介

基本情報

  • 書名:米国株で始める 100万円からのセミリタイア投資術
  • 著者 / たぱぞう
  • 出版社:KADOKAWA
  • 価格:1200円(税込)
  • 発売日:2021
  • ページ数:232ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4046051574
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4046051578
  • ジャンル:マネー本/資産運用入門

(出典:Amazon商品ページ)

内容紹介

本書は、米国株投資を活用して「セミリタイア」を目指す方法を、投資初心者にもわかりやすく解説した入門書です。

タイトルのとおり「100万円から始められる」という現実的な規模を前提にしており、資産運用を通じて将来的に労働時間を減らしたり、生活の選択肢を広げたりするための具体的な考え方が紹介されています。

  • なぜ米国株投資なのか
  • セミリタイアを目指す際の資産配分や考え方
  • 高配当株・インデックス投資の使い分け
  • 実際の投資商品やポートフォリオ例

といったテーマが体系的にまとまっており、特に「労働収入に頼りすぎない生き方」を意識した人にとってはヒントになる一冊です。

感想

前回紹介した本が「米国株投資の基礎知識」を中心にした入門書だったのに対し、今回の本はより実践的で、「米国株投資をどう活用してセミリタイアにつなげるか」という具体的なテーマに踏み込んでいます。

特に印象的だったのは、たぱぞうさん自身のセミリタイアの経緯 が書かれていた点です。

理論だけではなく、実際の経験談として語られているので、自分の将来に重ねてイメージしやすく、とても参考になりました。

また、これまで知らなかった米国ETFの紹介や、資産の段階に応じた運用プランも整理されていて、初心者の自分にとって「今どの投資ステージにいるのか」「次にどんな準備をすべきか」を考えるきっかけになりました。

セミリタイアは一見すると遠い話に思えますが、本書を読むことで「自分にも現実的に目指せるのでは?」と感じることができ、モチベーションの面でも大きなプラスになった一冊です。

総評

米国株投資の基本を押さえながら、「セミリタイア」というテーマに直結させて解説している点がユニークな一冊です。

単なる資産形成指南にとどまらず、「お金をどう使って、どんな人生を送りたいのか」という問いに答える内容になっています。

一方で、投資経験がある程度ある人にとっては、具体的なテクニックや最新データの部分ではやや物足りなさを感じるかもしれません。

ただ、初心者〜中級者が「セミリタイア投資」の全体像をつかむ入門書としては非常に優秀です。

米国株投資を使って、人生の選択肢を広げたいと考えている人におすすめの一冊。

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