【本紹介:第3回】
お金が増える 米国株超楽ちん投資術

本紹介

基本情報

  • 書名:お金が増える 米国株超楽ちん投資術
  • 著者 / たぱぞう
  • 出版社:KADOKAWA
  • 価格:1200円(税込)
  • 発売日:2019
  • ページ数:248ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4046044152
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4046044150
  • ジャンル:マネー本/資産運用入門

(出典:Amazon商品ページ)

内容紹介

本書は、人気投資ブロガー「たぱぞう」氏による米国株投資の入門書です。

米国株に投資するメリットから、ETF(VYM・HDV・SPYDなど)を中心とした実践的な投資手法まで、シンプルかつ分かりやすく解説されています。

特に「なぜ米国株なのか」「高配当株投資とインデックス投資の違い」「ETFを使った分散投資の強み」といった、初心者が最初につまずきやすいポイントを体系的にまとめているのが特徴です。

複雑なテクニックや難解な理論に頼らず、堅実に資産を増やす方法を提示しているため、投資初心者でも読み進めやすい構成になっています。

感想

投資を始めたころ、米国の高配当株を購入しようとした際に「まずは基礎を学ばなければ」と思い手に取ったのが本書です。

今あらためて読み返してみると、第1章で紹介されている、たぱぞうさん自身が投資を始めた頃に試行錯誤を重ね、最終的に米国株にたどり着いた経緯がとても共感できました。

また、ご家族の影響で25歳から投資を始めたという点は、情報収集に手間取っていた私からすると、正直うらやましい環境だと感じました。

本書ではその後、数ある投資商品の中でなぜ米国株を選んだのか、米国株の基礎知識やおすすめ銘柄が丁寧に紹介されています。

米国株についてまったく知識のなかった当時の私は、この本を読みながらとにかくインプットを重ねていきました。

特に参考になったのは、VYM・HDV・SPYDといった高配当ETFの違い をシンプルに説明している点です。

その解説は実際に自分が銘柄を選ぶときの大きな指針となり、投資方針を考えるうえで非常に役立ちました。

総評

米国株投資を始めたいけれど「何から勉強すればいいか分からない」という人に最適な入門書。

投資に不慣れな人でもスムーズに理解できる構成で、特にETF投資を検討している人にはバイブル的存在になるでしょう。

一方で、内容は「入門向け」に絞られているため、中級者以上にはやや物足りない部分もあります。

ただし、基礎を再確認する意味では一読の価値あり。

総じて、「米国株投資の最初の一歩を踏み出す人」に強くおすすめできる一冊です。

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