【投資・資産運用:第20回】
日本高配当株投資への挑戦
~攻めと守りのバランスを探して:高配当株25銘柄の選定記録~

投資・資産運用

💡 はじめに

前回は、投資3年目の「次の一手」として取り組んだ 日本高配当株投資 について、実際にどんな基準で銘柄を選び、どのように組み合わせていったかを具体的にまとめました。

今回は、実際に購入した銘柄についてご紹介したいと思います。

📊 購入銘柄一覧

結論:下記の25銘柄を購入しました。

証券コード銘柄名業種
1605INPEX石油・ガス
2296伊藤ハム米久HD食料品
2914JT食料品
3003ヒューリック不動産
4502武田医薬品
5108ブリヂストンゴム
5401日本製鉄鉄鋼
6432竹内製作所機械
8001伊藤忠商事卸売業
8002丸紅卸売業
8031三井物産卸売業
8053住友商事卸売業
8058三菱商事卸売業
8306三菱UFJ銀行
8316三井住友銀行
8591オリックスその他金融
8593三菱HCキャピタルその他金融
8766東京海上HD保険
9069センコーHD陸運業
9104商船三井海運
9303住友倉庫倉庫・運輸関連業
9432日本電信電話通信
9433KDDI通信
9513Jパワー電気・ガス
9769学究社サービス

🧮 購入比率

業種比率
卸売15.00%
通信15.00%
銀行10.00%
その他金融10.00%
その他の13業種各 3.85%

当初はもう少しディフェンシブ寄りのポートフォリオを目指していましたが、結果的には かなり景気敏感寄り の構成となりました。

⚖️ 全体バランスの概要

分類主な業種比率合計性格
景気敏感セクター卸売(商社)、銀行、その他金融、海運、鉄鋼、機械、ゴム、不動産、倉庫・運輸関連約70%景気拡大時に上がりやすい
ディフェンシブセクター通信、食料品、医薬品、電気・ガス、保険、サービス(学習塾など)約30%景気後退時に比較的堅調

👉 景気敏感:ディフェンシブ ≒ 7:3

💹 景気敏感セクター(約70%)

経済成長や資源価格、金利に強く影響されるセクターです。

  • 卸売(15%):総合商社(伊藤忠、三菱商事など)は資源価格や海外景気に連動。景気拡大期に利益が急伸しやすい。
  • 銀行・その他金融(計20%):金利上昇や企業活動の活発化で業績改善。ただし景気後退には弱い。
  • 海運・鉄鋼・機械・ゴム(各3.85%):典型的な景気循環株。特に海運・鉄鋼は波が大きい。
  • 不動産・倉庫・運輸関連(各3.85%):金利や物流需要の変化に左右されやすい。

合計すると「景気循環的セクター」に厚みがあり、上昇局面ではリターンを伸ばしやすい一方で、景気後退時には下落しやすい構造です。

🛡️ ディフェンシブセクター(約30%)

景気に左右されにくく、比較的安定した業績を維持しやすいセクターです。

  • 通信(15%):NTT・KDDIなど、安定的なキャッシュフローを持つ代表的ディフェンシブ。
  • 食料品・医薬品・電気ガス・保険・サービス:生活必需品・公共インフラ・医療系で安定性が高い。特にJTや武田、東京海上は景気後退でも比較的強い。

これらが 全体のリスク緩衝材 になっています。

🏢 商社株に偏った理由

卸売業の銘柄が多いのは、ちょうどその時期に「米国の著名投資家 ウォーレン・バフェット氏が日本の主要商社株に投資していた」というニュースもあり、それに影響を受けた面もあります。

また、当時は金融関連株の調子も良く、「やや勢いに乗った」構成となっています。

さらに、業種で均等分散を意識した結果、日本株市場では自然と景気敏感寄りになることにも気づきました。

日本市場では、そもそも高配当銘柄の多くが景気循環セクター(商社・銀行・素材)に集中しているため、結果的に景気敏感寄りになりやすい構造があるようです。

もう少しディフェンシブ寄りに調整することも考えましたが、ここまでの作業がなかなか大変だったのと、最終的に構成に納得できたため、まずはこの形でスタートすることにしました。

🧩 有名企業中心の安定感

全体的に見ても、選ばれた企業は「日本で誰もが知る超有名・優良企業」が中心です。

前回の記事で紹介したように、銘柄選定基準をかなり厳しく設定した結果、自然と「超成熟企業」ばかりが残りました。

高配当株投資関連の情報を集めていると、どこでも登場する「鉄板企業」がいくつかあり、特に初心者の私は奇をてらわず、まずはそれらを購入するのが最も堅実だと感じました。

⚡タイミングの裏話(植田ショック)

実は銘柄選定の途中で、当時の日銀総裁・植田氏の発言をきっかけに「金融緩和の修正観測」が広がり、日本株全体が一時的に下落した局面(いわゆる“植田ショック”)がありました。

このとき一部銘柄の先行購入を迷いましたが、全体構成が固まっていない段階で動くのは良くないと思い、見送りました。

結果的には、もう少し早く進めていれば…と、少し悔しい思いもしました。

💰 個別株投資の「手応え」

25銘柄も購入するので買い物気分で楽しいですが、それだけ分散投資が効いているとも感じます。

インデックス投資では「日本全体」や「世界全体」を買うイメージで、規模が大きすぎて実感が湧きにくいですが、個別株はほんの数株でも “この企業の一部を所有している” 実感 があり、満足感が全く違います。

その感覚も含めて、今回の個別株投資は良い経験になりました。

📝まとめ

今回のポートフォリオは、結果的に「景気敏感寄りの高配当・大型株中心構成」となりました。

ただし、通信・食料品・医薬品といったディフェンシブ要素も30%ほど含まれており、極端なリスク偏重ではありません。

日本を代表する企業群で構成されているため、長期保有・配当再投資型ポートフォリオの初期形としては、それなりにバランスの良い仕上がりになったと感じています。

今後は、景気局面の変化や金利動向を見ながら、もう少しディフェンシブ寄りに調整する余地もありそうです。

まずはこの「最初の25銘柄ポートフォリオ」で、日本高配当株投資を本格的にスタートしました。

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