【投資・資産運用:第24回】
2025年春、含み益バリア貫通の危機
~年初一括投資の洗礼~

投資・資産運用

💡 はじめに

ここ数回の記事では、2024年に進めてきた投資のステップの積み重ねを紹介してきました。

ようやく投稿時点である2025年現在まで時系列が追いついたので、今回は今年の春に起きた「事件」と、それによって訪れたちょっとした危機的(?)状況について書いていきたいと思います。

📉 トランプ関税ショックと含み益バリアの危機

第22回で2025年1月時点のポートフォリオを公開しましたが、2024年8月から2025年1月までで、私は預貯金の比率を67%から18%まで一気に減らし、全資産の約48%を株式市場へと追加投入しました。

詳しくは以下の記事をご覧ください👇

つまり、全資産のほぼ半分をわずか半年で複数銘柄に一括投資した形です。

その結果、今年の序盤に何が起こったのか…そう、もうお察しの方もいると思います。

1月から3月までは市場も穏やかで、微妙な上下を繰り返しつつも右肩上がりの推移。
「このままいけそうだな」と思っていた矢先の4月、状況は急変しました。

米国でトランプ大統領による関税政策発表があり、市場が一気に混乱。
いわゆる「トランプ関税ショック」で、S&P500はわずか2日で約10%下落。

数字だけ見れば、ウクライナ戦争直後の下落を経験していた私にとって耐えられないほどではありません。

しかし今回は、“全資産の半分を一気に投資した直後”だったため、金額ベースでのインパクトが桁違いでした。

結果、精神的にも金銭的にもかなりのダメージを受けることになりました。

⚡ ダメージポイント①:含み益バリアが崩壊しかけた

2021年からコツコツ積み上げてきた投資成果が、2024年分の下落によって一気に揺らぎました。

4年かけて形成してきた含み益が約10%下落し、さらに新規投資分の含み損が上乗せされたことで、いわゆる「含み益バリア」が突破されかけたのです。

資産全体で含み損に転落しかけたあの瞬間、「この4年間の努力と時間は一体なんだったのか…」という気持ちになりました。

最終的にはギリギリのところでバリアを維持できたものの、本当に薄皮一枚で踏みとどまったという感覚です。

この時期は久しぶりに毎日証券口座を開いては、心拍数を上げながら残高を確認していたのを今でもよく覚えています。

⚡ ダメージポイント②:新NISA「年初一括投資」が裏目に

もう一つの打撃は、新NISAへの投資方針を変更したこと。これまで積立方式だったものを、2025年度分から“年初一括投資”に切り替えたのです。

この判断の背景には、以前紹介した本で読んだ内容が影響しています👇

【本紹介:第16回】
普通の人が資産運用で99点をとる方法とその考え方
~“1年に30分”でもブレずに続く、王道インデックス運用の設計図~
【 基本情報】書名:普通の人が資産運用で99点をとる方法とその考え方著者:Hayato Ito出版社:日経BP価格:1,760円(税込)発売:2024年9月13日ページ数:152ページISBN-10:4296001825ISBN-13:97...

「長期的に右肩上がりのS&P500やオルカンに投資するなら、ドルコスト平均法よりも一括投資の方が期待リターンが高い」

——この理屈に納得し、1月中旬に一括で投資を行いました。

しかし、その直後にトランプショック。まさに投資方針を変えた直後の失敗で、これが精神的に最も効きました。

金額の損失よりも、「判断を誤ったか?」という悔しさの方が大きかった。
投資方針がブレブレだと良くない、ということを身をもって痛感した瞬間でした。

💭 その後の回復と学び

4月以降は、悔しさを抱えつつも悶々と市場を見守る日々。

YouTubeの投資チャンネルでも「年初一括投資にはリスクがある」と言われており、タイミング悪くハマったわけなので「まあ、自業自得だな…」と自分に言い聞かせていました。

ただし幸いにも、今回の下落幅は限定的で、比較的早い段階で反発・回復。半年経った現在では、当時の含み損はすでに解消され、資産全体としては再び順調な右肩上がりの状態に戻っています。

あれだけ後悔していた年初一括投資も、今となっては結果的にプラス。

やはり、データ通り「リスクを受け入れれば一括投資は合理的」だということを、自分の実体験として確認できました。

✳️ 慣れてきた頃こそ危ない─投資経験4年目で見えた“落とし穴”と学び

今年で投資歴4年目。

それなりに慣れてきたところで本格的に資金を投入したわけなのですが、
やはり「車の運転と同じで、慣れたと思ったタイミングが一番危険」——
この格言を改めて痛感しました。

とはいえ、本格的に資金を投入したタイミング自体は間違っていなかったと考えています。

結果論ではありますが、もし投資を始めた2021年の段階で全力投資していたら、今ごろ資産総額は約2倍に膨らんでいた計算です。

安全志向の私にとって、この4年間は“助走期間”として必要だったのだと思います。

投資という行為に対して自分のリスク許容度を理解し、市場の変動に慣れておく時間がどうしても必要でした。

そして、今はもう余剰資金を銀行に眠らせておく意味はないと感じています。

金利がほぼゼロのこの時代に、預貯金に安心を求めるのは機会損失そのもの】

今回の一連の投資判断は、私にとってまさに「踏み出すためのベストタイミング」だったと思います。

✅ まとめ

  • トランプ関税ショックで一時は含み益バリアが突破寸前。
  • 年初一括投資の判断が裏目に出て、精神的なダメージも大。
  • しかし最終的には相場が回復し、資産は過去最高を更新中。

4月のあの頃は、たぶん投資を始めてから最大ストレスの毎日でしたが、今振り返れば、“痛みを伴う実地のリスク体験”として非常に貴重な経験でした。

今年の結果から来年以降も、私は年初一括投資の方針を継続する予定です。

リスクを受け入れつつ、市場の波に乗り続けたいと思います。

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